【研究室だより】日本農芸化学会2026での興味深い演題

2026年04月01日

 2026年3月10~12日に同志社大学今出川・室町キャンパスで開催の日本農芸化学会2026年度大会に参加しました。当社はステロンパワーミックス®の加齢雌性マウスでの結果につきまして、共同研究先と発表を行っています。学会参加は次の研究シーズを探すことや、現在知らなかったことを学ぶ良い機会でもあります。そのため、学会開催前より要旨集とにらめっこで興味ある演題をピックアップしていきます。会場もキャンパス内とはいえ、あちこちに分散している関係上、移動時間も考慮にいれる必要があります。そういうわけで、学会期間中は結構歩きます(毎日1万歩以上は歩きました)


 ステロンパワーミックス®には「イノシトール」が含まれています。今回、イノシトール関連で興味深い演題が2つありましたので、両方聞きに行きました(会場が分かれていたので、一つ目を聞き終えたらすぐにダッシュで移動しないと間に合わない・・・)。イノシトールはビタミンB様物質として知られていますが、新たな可能性を感じた発表です。

○米糠由来イノシトールの軟骨における有効性(築野ライスファインケミカルズ)

 繊維芽細胞(ATDC5細胞)にイノシトールを加えると、細胞の増殖促進、コラーゲン、ヒアルロン酸、アグリカンといった軟骨に係る遺伝子の発現が増え、多糖量が増加していることを発表されました。これはイノシトールが関節痛に効果があるかも?という内容で、非常に興味深いです。

○米糠由来イノシトールによる月経随伴症状への効果(築野ライスファインケミカルズ)

 20~30 代の健常女性6名を対象に、プラセボまたはイノシトールを400mg/日で月経時に継続的に摂取した試験で、評価項目は月経随伴症状質問票(MDQ)スコアで見ておられます。イノシトール摂取により月経前のMDQスコアが有意に改善しており、月経後も改善傾向を示したことを発表されました。月経時の女性のお悩みに役立つかも?という内容で、こちらも非常に興味深い発表でした。

※2演題とも築野グループ株式会社のホームページに要旨が掲載されています。

 やはり学会に参加しますと、様々な情報入手や新しい刺激を受けますね!!ステロンパワーミックス®はカシス、赤シソ、イノシトールから成る複合食品原料ですが、それぞれの素材単独の機能性も興味ありますし、思いもかけない機能性があるかもしれません。今後もいろいろと調べていきたいと思います。

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